DISCOGRAPHY | ||||||||||||||||||||
▼ FULL ALBUMS
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BAD COMPANY | |
1. Can't Get Enough | |
Point 80 | |
待たれて久しいヘヴィー・ロックのスーパーグループ遂に登場!! あのポール・ロジャースの、あのフリーのドライヴが戻ってきたぜ!! ヘイ!エヴリバディー、レッツ・ゲット・イット・オン・ウィズ・バッド・カンパニー!! 元 FREE のポール・ロジャース (Vo) を中心に結成されたブルース・ロック・バンド、BAD COMPANY の1974年発表のデビュー作。その他のメンバーも既に実績のあるミュージシャンばかりで、スーパーグループというタレコミでデビューしたこともあり、いきなりの大ヒットを記録しました。 シングル #1 "Can't Get Enough" で聴けるような、適度にポップでルーズなブリティッシュ・ロックが全編に亘って貫かれています。正直、LED ZEPPELIN のようなゴリゴリのリフと、シャウトするヴォーカルといったハードロックを期待すると肩すかしを食らいますが、もう少しソフトなロックが好きな人なら間違いなくハマる、ザ・70年代なアルバムです。個人的には前述の ZEP , DEEP PURPLE あたりのハードロックが大好きなので物足りません。が、サウンドはそれほど骨太でないものの、熱いロック魂を感じる #2 "Rock Steady" 、仄かに泣きを感じさせるブルーズ・バラード #3 "Ready For Love" はグッときました。 |
STRAIGHT SHOOTER | |
1. Good Lovin' Gone Bad | |
Point 78 | |
豪快かつ華麗なるスーパー・ヘヴィー・サウンド!! ブリティッシュ・ロック武者、バッド・カンパニー! 1975年発表の 2nd アルバム。このバンドの特徴とも言うべき、イギリスのバンドなのにカラッとしたアメリカンなロック・サウンドが本作も貫かれています。 オープニングの #1 "Good Lovin' Gone Bad" や、後半にかけてグイグイ盛り上がっていくハードロック・ナンバー #5 "Deal With The Preacher" など、ハードな曲も良いですが、陰りのあるメロディと明るいピアノが交錯しながら展開して行く #3 "Weep No More" も素晴らしい。ポール・ロジャースの声の魅力が存分に発揮されたナンバーだと思います。 |
RUN WITH THE PACK | |
01. Live For The Music | |
Point 82 | |
ブリティッシュ・ロックの誇りと自信を背に我等のバッド・カンパニーが叩き出す屈強のロック・アルバム!それは新たなる興奮と陶酔への誘い 1976年発表の 3rd アルバム。デビュー作に比べると、サウンドが幾分硬質になり、ハードロックらしさも出てきました。 ソリッドなサウンドと、黒人音楽からの影響もありそうなリズムによって、セクシーに仕上げたハードロック #1 "Live For The Music" を筆頭に #3 "Honey Child" など、グルーヴィーなナンバーが目立ちます。また、その合間を縫って枯れた味わい深い #2 "Simple Man" , #4 "Love Me Somebody" , #10 "Fade Away" が配置され、緩急のついたアルバム構成となっています。タテノリのロックからピアノによる落ち着いた展開といった揺さぶりが面白いタイトル曲 #5 "Run With The Pack" も秀逸。 柔と剛のバランスがとれた、ロックバンドらしい作品です。 |
DESOLATION ANGELS | |
01. Rock 'n' Roll Fantasy | |
Point 83 | |
2年の沈黙の答がこれだぜ!!遂にブリティッシュ・ロックの自信と意地を賭けて、バッド・カンパニーが動き出した!!ロッド・スチュワートをして "ブリティッシュ・ロック界最高のヴォーカリスト" と言わしめた天才ヴォーカリスト、ポール・ロジャース益々、冴える!! 1979年発表の 5th アルバム。やや不振に終わった前作を経て、全体的に躍動感がありながらもセクシーなハードロックが増えました。WHITESNAKE ほどじゃないにしても、ゴリゴリのリフではなく、R&B 的な艶かしさも取り入れた楽曲が光ります。 起死回生の一発と言える #1 "Rock 'n' Roll Fantasy" を筆頭に、包み込むようなリバーヴをかけたリフと手拍子がクールに映える #3 "Gone, Gone, Gone" や #4 "Evil Wind" など、リズム・アレンジが秀逸な曲が目立ちます。ディスコちっくなビートとロックンロールが交錯する #9 "Rhythm Machine" も楽しいです。 |